「ネイル資格を取りたいけど、どこの通信講座を選べばいいかわからない」
この記事はそんな方向けの記事です。
通信講座を選ぶときは資格取得を目指すだけじゃなく、自分の目指すビジョンに合った講座を選ぶことが重要です。
※資格コレクターになりたいのなら別だけど
- おすすめの通信講座
- 通信講座を選ぶときのポイント
カリキュラム内容だけではなく『将来ネイリストとして、どうしていきたいか』というビジョンへの影響も考えて、しっかりと検討することをオススメします。
ネイル資格を取れるオススメの通信講座
詳しくは後述しますが、ネイリストやサロン開業を目指すにあたって狙うべきは
- JNECネイリスト検定
- JNAジェルネイル検定
この2種類の資格です。
これら資格の検定対策を盛り込んだうえで、ネイルの基礎からプロネイリストとして必要になってくる技術を習得できる、そんな通信講座を選ぶのが重要です。
- たのまな(ヒューマン)
- クラスタイル
おすすめを挙げるとすれば上記2講座。
※表は横にスクロールできます
通信講座 | ネイリスト検定 | ジェルネイル検定 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|
たのまな おすすめ |
1級~3級 | 上級~初級 | 99,750円~429,240円 | ・スクーリングあり ・就業・開業バックアップ ・eラーニングあり |
クラスタイル おすすめ |
1級~3級 | 上級~初級 | 78,000円~538,000円 | ・スクーリングあり ・資格合格保証制度 ・就職・開業サポート |
ユーキャン | 2~3級 | 初級 | 47,000円~119,800円 | |
K-two | 1~3級 | 上級~初級 | 78,840円~264,600円 | ・スクーリングあり ・就活&独立開業マニュアル |
チヒロネイル | 1~3級 | 初級 | 49,800円~159,800円 | ・資格合格保証制度 |
キャリカレ | 2~3級 | ー | 66,000円 | |
PBアカデミー | ー | ー | 79,000円 | ・独自資格(修了認定証) ・不合格時返金制度 |
SARAスクール | ー | ー | 85,000円~105,000円 | ・マイナー資格 |
※2020年4月時点の情報です
ネイルスクールも合わせた費用相場の比較は下記の記事を参照ください。
- 対象資格
- カリキュラム
- オプション(サポート)
を考慮すると、たのまな・クラスタイルが一歩抜きんでている印象です。
しっかり学びたいのであればネイルスクールがベストですが、スクーリングオプションを利用できる通信講座なら、質の担保・課題の明確化にも効果的です。
※費用、内容など適宜更新されているので、最新の情報は公式パンフレットや説明会、おい合わせなどで確認することをオススメします。
一括比較なら下記サービス(ネイルスクールラボ)が便利です。
【参考】\ まずはしっかり検討 /
スクールと通信講座を一括比較
資料請求も一括【無料】
上記でおすすめの通信講座として挙げた
- たのまな
- クラスタイル
について簡単に紹介します。通信講座選びの参考にしてみてください。
おすすめ①:たのまな(ヒューマンアカデミー)
ヒューマンアカデミーが運営している『たのまな』。
ネイルスクールを展開しているので、ノウハウや使えるリソースが他の通信講座より秀逸です。
通信講座・通信教育の大手という安心感もあります。
- 大手ヒューマンの教育システム
- DVD+eラーニング教材
- 実校舎を活かしたスクーリング制度(全国)
- 実校舎を活かした就転職サポート(全国)
- ネイル専門の問屋を利用可能(30~50%オフ)
- 公式コミュニティで情報交換
- 1級のみ通学に編入することも可能
たのまなの通信講座
講座の種類は多くありますが、目的・目標に応じて選びやすい構成になっています。
主要ネイル資格の取得を目指すのであれば、検討対象となるのは次の講座。
- ネイル検定パーフェクトコース
- ネイリスト・ジェルネイル検定トータルコース
- ネイリスト検定トータルコース
- ネイリスト検定(2・3級コース)
- ジェルネイル検定(初級・中級・上級)コース
たのまなの各講座の料金は公式サイトをご確認ください。
おすすめ②:クラスタイル
全国11エリアにネイルスクールを展開しているクラスタイルネイルカレッジの通信コースです。
たのまな同様、スクーリング制度があるので『スクール通いは難しいけど、都合に合わせて直接教えてもらいたい』というスタンスの方との親和性が高いです。
- 検定合格保証
- 将来に活かせるサロンワーク技術講習
- 就職・開業サポート
- 無制限添削(納得するまで何回でもリトライできる)
- プロ用道具一式つき
- 講師は全員JNA認定講師
- ネイル専門問屋を利用可能
- カテゴリ別に情報を取得できるオンラインサポート掲示板
- 専門スタッフが常駐。電話、TV電話、メール、交換ノートなど土日祝OKのホットラインあり。
クラスタイルの通信講座
検定資格を持っていない方向けのコースは次の通り。
コース名 | 資格対応 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ネイリスト検定 | ジェルネイル検定 | |||||
1級 | 2級 | 3級 | 初級 | 中級 | 上級 | |
ジェルネイルマスターコース | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ジェルネイルエキスパートコース | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ジェルネイルスタンダードコース | ○ | ○ | ||||
ジェルネイルアドバンスコース | ○ | ○ | ○ | |||
ネイルアドバンスコース | ○ | ○ | ||||
ネイルベーシックレッスン | ○ | ○ |
クラスタイルの各講座の料金は公式サイトをご確認ください。
他の通信講座や自身のエリアのネイルスクールと料金を比較したい場合は、ネイルスクールラボが見やすくて便利です。
ネイルスクールラボ
※エリアで絞ってスクールと通信の料金を一括比較
通信講座を選ぶときのポイント
通信講座を選ぶ際に重要視したいポイントを解説します。
- 取得できるネイル資格
- 講座内容・カリキュラム
- オプション・サポート
講座によって公式サイトでの表現方法が違ったり、横並びでの比較が難しいので、どうしても諦め気味に『これでいいや!』となりがち。
とはいえ、お金・時間を費やすことを考えると、後悔のない選択をしたいところです。
費用面・内容面をしっかりと比較して、
- 自分の目指すビジョンに沿った
- 学習・練習に費やせる時間に合った
- 自分の性格(気質)に合いそうな
こういった通信講座を選べると、吸収効率の向上につながります。
『やる気を保てそうなカリキュラムか』という点も見逃せません。
上記で挙げたポイントを少し深掘りしていきます。
取得できるネイル資格
まずはその講座がどの資格検定を対象としているかしっかり確認しましょう。
ネイリスト就職に有利なのは下記資格。
- JNECネイリスト検定
- JNAジェルネイル検定
それぞれ最低でも2級、中級以上を目指したいところ。
※欲を言えば1級と上級
「持っている資格とネイルの技術は比例しないよ!」
という意見もごもっともなんですが、悲しいかな保有資格の影響はネイリスト就職にとって大きいです。
- どの資格を持っているか
- どのスクールを卒業しているか
- どんなサロンでどれくらい実務経験があるか
現実問題、これらは就転職に大きく響きます。
というより、『これらを見て判断するサロンが多い』という言い方の方が正確です。
「アートがすごい得意です!」
「施術スピードには自信があります!」
「ハンドケアに詳しいです!」
意欲は伝わりますが実際に施術を見るまでわかりません。
採用担当(主にサロンオーナー/店長)からしてみれば、主要資格の方が汎用的尺度として使いやすいのです。
独自(またはそれに近い)資格をウリにした講座に注意!
「セルフネイルを上達させたい」
「親・姉妹・知人にネイルしてあげたい」
ネイルを学ぶ理由が上記であれば問題ありませんが、
「ネイリストとして就職したい」
「サロン開業に向けてしっかりと技術をつけたい」
という場合なら、前述のとおり『ネイリスト検定』『ジェルネイル検定』を目標とするのが近道です。
通信講座を選ぶ際に注意したいのが、『マイナー資格の取得』や『認定証書を独自資格かのように』ウリにしている講座の存在。
※しっかり学べるなら、これ自体は全然”悪”ではないです
- PBアカデミー(認定証書)
- SARAスクール(ネイルデザイナー/ネイルアーティスト)
上記は『資格』『合格保証』と謳われてますが、対象はカッコ内の資格なので要注意。
※繰り返しですが、だから『悪い講座』とかではないです
ネイリスト就職やサロン開業に向けて通信講座を選ぶのであれば
- JNECネイリスト検定(できれば2級・1級)
- JNAジェルネイル検定(できれば中級・上級)
を対象とした講座がオススメ!
講座内容・カリキュラム
学習のメインとなる”内容”の部分です。
基本的にどこの通信講座を利用したとしても、カリキュラムの内容をやっただけでは資格合格は難しいです。
DVDや動画を何度も見直して、わからない点・できない点をしつこいくらいに反復する必要があります。
- 講座の質は高いか?
- 内容のバリエーションは多いか?
- 何度も見直しやすいか?
例えば、たのまなはeラーニング(動画配信)があるので、スキマ時間や移動中などに活用しやすかったりします。
詳しいカリキュラム内容はWebサイトに掲載されていない講座も多いので、資料請求してしっかりと検討することが重要です。
オプション・サポート
カリキュラム以外に様々なオプションを用意している通信講座もあります。
- スクーリング(通学や対面添削のオプション)
- 資格合格保証制度
- 就職・開業サポート など
スクーリング
■スクーリングとは
実際のスクールを利用して講師から対面で指導・添削を受けられる仕組み(オプション)
ネイリストは技術職なので、知識の習得よりもスキルの向上が重要です。
講座によっては通信学習のみではなく、スクールで直接講師から添削・指導を受けられるものもあります。
- たのまな
- クラスタイル
- K-two
主にネイルスクールも運営している会社が行う通信講座。これらが実施しているスクーリングの仕組みは、受講者にとって大きなメリットです。
- 基本は自宅で自主練で
- うまくいかないところはスクーリングで
という棲み分けで学んでいくことも可能です。
資格合格保証制度
クラスタイルやチヒロネイルには資格合格保証制度があります。
仮に検定に合格できないまま受講期間が終了したとしても、合格するまでサポートしてくれる制度です。
ネイリスト検定の1級は合格率が著しく低くなります。万が一のことを考えると、1級までの合格保証が付いていると安心につながります。
【参考】ネイリスト検定1級合格率:約37%
【関連記事】ネイル資格の種類
就職・開業サポート
通信講座でネイルを学ぶからには
- ネイリストとして就職したい
- サロン開業したい
という将来のビジョンがあるはず。
ネイルの知識・技術はどの通信講座を選んでも得られますが、通信制で就職サポートがあるのは一部のみ。
- たのまな
- クラスタイル
- K-two
- 履歴書の書き方
- 面接時のチェックポイント
- 開業に必要な工程
- サロンの集客方法
先のことを考えると、これらのサポートがあると非常に心強いです。
通信講座でのネイル学習は本人の努力量次第
ここまでの内容を読んでいただき、通信講座をやる気満々になっている方には少し残酷な内容になりますが、少し注意点をば。
- スクールに比べると通信講座での学習は相当ツラい
- 資格を持っていても『通信講座卒業』だと評価しないサロンもある
技術職のネイリストにとって、実技面が『自主練のみ』なのか『講師に直指導を受けられる』のかは、かなり大きな差があります。
また、周りに同じ志を持った人間がいるかどうかも、モチベーションや習慣性を大きく左右します。
通えるならネイルスクールの方が断然良い
元も子もありませんが、本当に通信講座じゃないといけないですか?という部分は、あらためて自分に問いてみましょう。
- 仕事をしてるので・・・
- 子育てをしてるので・・・
- 田舎なので・・・
- 金銭的に余裕がないので・・・
様々な理由で通信講座を検討しているかと思いますが、通えるのならばネイルスクールで学ぶ方が断然オススメです。
- 認定講師の直指導は自主練の何倍も効率が良い
- 他の生徒が実際に見えるとモチベーションが上がる
- 設備を利用できる
- 資格以外のサポートも受けやすい
なんとなく通信講座じゃないと難しいと思っていたが、よくよく検討してみればネイルスクールでもOKだったというケースも実際にあります。
- 土日OKなスクール
- 夜間OKなスクール
- 通信講座とあまり費用が変わらないコース
エリアごとのネイルスクールの確認、通信講座との一括比較ができるサービスもあるので活用してみてください。
妥協しないでしっかり比較しよう
誤解を与えたかもしれませんが、あくまでも『通信講座はやめといた方が良いよ』ということではありません。
たのまなやクラスタイルのように、実技面のわからない点・できない点をスクーリングで解消できる通信講座もあります。
お金だけでなく将来への影響も大きいので、妥協せずにしっかりと比較検討しましょう。
最新の情報、詳細なカリキュラム内容やオプションはWebサイトに載っていない場合が多いです。
- 公式資料
- 説明会
- 問い合わせ
などでしっかりと確認しましょう。
- 通信講座
- 自分のエリアのネイルスクール
の資料を無料で一括請求できるサービスもあるので、ぜひ活用してみてください。
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無料で使える比較サービス
近場のスクールも簡単検索
お金も時間も有限です。
ネイリストやサロン開業への一歩目、後悔のない選択をしましょう。
ネイルスクールも選択肢のひとつ、という方はこちらの記事がおすすめです。
比較軸となるチェックリストや都道府県別のおすすめネイルスクールも解説しています。
ひと口にネイルの資格といっても種類はさまざま。
全体像の把握や、目指す姿から逆算したルート設計が時間効率を大きくします。
ネイル資格の取得にかかる費用を学習方法別(ネイルスクール/通信講座/独学)に解説しました。
これから検討していきたい、という方は費用相場、目安を事前に把握しておきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。