「サロンワークをしながらネットでネイルチップを販売する」
ネイル作品ギャラリーを増やしつつ売り上げに変換でき、サロンエリア外のお客様にもリーチ可能。SNS露出の材料にもなることから「個人サロン」×「ネイルチップ販売」は相性が良いです。
この記事ではネイルチップ販売におすすめのハンドメイド販売サイトを解説します。
- おすすめのハンドメイド販売サイト
- 各販売サイトの特徴・比較
- 販売サイトの選び方
ハンドメイド販売サイト選びの手助けとなれば幸いです。
ハンドメイド販売サイトとは?
「ハンドメイド作家と作品が欲しいお客様をつなぐ」それがハンドメイド販売サイトです。
「ハンドメイド作家」というとピンと来ないかもしれませんが、ネイルチップも多く販売されています。ネイルサロンオーナーだけではなく、サロン勤めのネイリストやネイル好きの一般の方など、様々なクリエイターが登録しています。
手軽に始められるうえ、サポートもしっかりしていて、販売サイト側も特集などで集客してくれます。ネットでの買い物のハードルが下がったことや直近の副業ブームなど多くの要素から、クリエイター・購入者の双方から人気を集めています。
ネイルチップ販売におすすめのハンドメイド販売サイト
いろいろなハンドメイド販売サイトがありますが、そのなかでもネイルチップ販売におすすめの販売サイトは次のとおり。
- minne(ミンネ) 特におすすめ
- Creema(クリーマ) 特におすすめ
- iichi(いいち)
- ハンズ・ギャラリー マーケット
市場の大きさを考慮するとminneとCreemaのどちらか、もしくは併用というのが無難です。
それぞれの販売サイトを簡単に特徴を説明していきます。
minne(ミンネ)
ハンドメイド販売サイトといえばコレ、というくらいの認知度のminne(ミンネ)。
ネイルチップ販売のプラットフォームとしてもオススメのひとつです。
- ネイルチップ販売点数:約4万点
- 販売ネイルチップ価格帯目安:300円~20,000円
- 月額利用料:無料
- 販売手数料:9.6%
- 振込手数料:220円
- 振込日:月末締め翌月末払い
ハンドメイド作品の販売プラットフォームとしては最大手。
ネイルチップの販売点数も最も多く、テイスト、価格帯ともに幅広い商品が並んでいるので、はじめてでも参入しやすいです。
Creema(クリーマ)
minneに次ぐ大手販売プラットフォームCreema(クリーマ)
- ネイルチップ販売点数:約27,000点
- 販売ネイルチップ価格帯目安:500円~20,000円
- 月額利用料:無料
- 販売手数料:10%
- 振込手数料:176円 or 275円(振込金額による)
※ジャパンネット銀行の場合は一律55円 - 振込日:月末締め翌月末払い(要振込申請)
最大手のminneと比べて少し落ち着いたサイトの雰囲気に合わせてか、ネイルチップもおとなしめのデザインの割合が多い(気がします)
minneと併用で出品しているネイリストも多くいます。
iichi(いいち)
よりプロっぽい、職人の手仕事っぽい作品が並ぶのがiichi(いいち)の特徴。
- ネイルチップ販売点数:約400点
- 販売ネイルチップ価格帯目安:300円~4,000円
- 月額利用料:無料
- 販売手数料:20%
- 振込手数料:176円 or 275円(振込金額による)
※ジャパンネット銀行の場合、一律55円 - 振込日:月末締め翌月20日払い
ネイルチップ販売プラットフォームとしては市場が小さいですが、アピール次第では面白いかなと。
サイト雰囲気がより尖っているというか、1品1品の質にこだわるユーザーが多くいそうなので、アーティスティックな作品などが好まれそうです。
ハンズ・ギャラリー マーケット
東急ハンズが運営するハンドメイド販売サイト、ハンズ・ギャラリー マーケット。
- ネイルチップ販売点数:約80点
- 販売ネイルチップ価格帯目安:500円~4,000円
- 月額利用料:無料
- 販売手数料:12%
- 振込手数料:無料
- 振込日:月末締め翌月末払い
iichiとは対照的なカジュアルな、アマチュアっぽい作品が並んでいます。
市場はあまり大きくないのですが競合も少ないので、あまり自信がない方が練習がてらというような使い方ができます。
販売サイト選びのポイントは?
販売サイトを選ぶ際に重要なポイントは次の3点。
簡単に説明していきます。
販売プラットフォームの大きさ
いわゆる、市場の大きさ。
サロンワークが本業なので、ネイルチップ販売はサブラインのような位置づけ。SNSで「minneでも買えるよ」と投稿しても、フォロワーが多かったり、バズったりしない限りそこまで多くの見込み客にはリーチできません。
販売サイト自体の集客力がある場合「あなたのサロンを知らない人」が買ってくれる可能性がグッと高まります。さらに購入者がSNSで紹介してくれれば「サロンの認知」への影響も生まれます。
販売プラットフォームの大きさ、人気の高さという点ではminne、Creemaが頭1つ2つ飛び出ている状態。ネイルチップもそれぞれ約3~4万点販売されています。
サイトの雰囲気
もうひとつ考慮したいのはサイトの雰囲気。
販売するネイルチップのデザインだけではなく、あなたのサロンの雰囲気にあった販売サイトを選んだ方がブランディング的には効果的です。
実際に販売されている商品や出品者プロフィールなどをザっと見てみて、あなたがそこに並ぶイメージを持てるかどうかは大事な点です。
販売手数料・振込手数料
手数料で選ぶというのは実に理屈っぽいですが、重要な要素。
今回紹介したサイトはどれも月額利用料や出品費用はかかりません。手数料として考慮しなければいけないのは販売手数料と振込手数料。
手数料の観点から見ても、minneとCreemaが安くておすすめ。
ネイルチップ販売におすすめのハンドメイド販売サイト
minneとCreemaが特におすすめです。ここまで読んでいただけた方はわかると思いますが。
販売点数が圧倒的に多く、市場が大きいのが一番の理由です。お客様のいないところで商売をしても効率が悪いので。
どちらが?といわれると難しいところですが、市場がより大きいのはminneです。とはいえ、Creemaも引けを取らない規模なので好みで選んでも大して問題はありません。
minneとCreema両方に登録して活動しているクリエイターも多いので、管理コストと相談して2サイトで販売するというのも選択肢のひとつです。
販売サイト以外で売る方法
ここまでハンドメイド販売サイトの説明をしてきましたが、ネット上でネイルチップを販売する手法は他にもあるので参考程度に紹介します。
ブログ・ネットショップ
ブログサービスによってはショッピングカード機能を拡張できるサービスもあります。
また、BASEなどのサービスを利用して独自ネットショップを作成するという方法もあります。
管理の手間などはかかりますが、カスタマイズ自由度は高め。既にブログやSNSである程度集客できている方、Web知識のある方、新しいことを勉強するのが好きな方は相性の良い販売方法です。
フリマ・オークション
フリマアプリを利用してネイルチップを販売することも可能。
「メルカリ」「ラクマ」「ペイペイフリマ」など大手が運営しているフリマサービスが多く、単純な市場規模でいったらハンドメイド販売サイトよりも大きいです。
ただし、デメリットといえる部分も多く、値下げ交渉への対応や、販売ページが使い捨て(売れるたびに作る必要がある)という点があります。
インスタにもショッピング機能の連携は有用です。
プロフィール欄から飛んでもらうのではなく、投稿から販売ページに飛べるので、集客から購入までの流れがスムーズです。
インスタのショッピング機能は一部サービスでしか利用できませんが、minneやCreemaは利用可能。サロンの集客にもインスタは有効なので、全部絡ませながら展開することができます。
まとめ:ハンドメイド販売サイトを上手に活用しよう
ハンドメイド販売サイトについて説明してきました。販売サイト選びは市場規模の大きさを考慮しながらもイメージに合ったところを利用するのが大事です。
ネイルチップ販売がうまくできると、サロン集客にもポジティブな要素を与えつつ、時間を有効に活用することができます。
今回紹介したサービスは登録なども比較的簡単にでき、コストもかかりません。始めてみるのにリスクはないので試してみてはいかがでしょうか?
- minne(ミンネ) 特におすすめ
- Creema(クリーマ) 特におすすめ
- iichi(いいち)
- ハンズ・ギャラリー マーケット
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。