ネイルサロンの開業、運営で多くのネイリストを悩ませるのは「ホームページどうする問題」
そんな悩めるネイリストに対して、ホームページやメールアドレスの重要な要素である「ドメイン」について解説します。
- 独自ドメインとは?
- 「.com」とか「.jp」とかどう選ぶ?
- どんな名前のドメインが良い?
- そもそも独自ドメインってとった方がいいの?
参考になれば幸いです。
独自ドメインとは?
独自ドメインとはあなただけのインターネット上の住所です。ホームページURLなどで使用されるアレです。
「○○.com」とか「○○.jp」とか
当ブログ(Nail Compass)であれば「nail-compass.com」
独自ドメインはホームページやメールアドレスなどに使用可能。もしもネイルチップや各種ケア用品の物販も行うのなら、同じドメインの配下にショップを設けることもできます。ブログも同様。
- nail-compass.com/store
- nail-compass.com/blog
- store.nail-compass.com など
独自ドメインは一部のドメインを除いて誰でも取得可能です。企業でなくても、しっかりとした店舗を構えていなくても。
- まだサロン開業していない
- ホームページを作る予定はない
そのような方もドメインは取得しておくことをオススメします。
独自ドメインの選び方(.comとか.jpとか)
ドメインの後半部分はいくつかのパターンがあります。この部分をトップレベルドメイン(TLD)といいます。
- ○○.com
- ○○.jp
- ○○.net など
このあたりが日本でよく見るトップレベルドメイン。
トップレベルによって値段も違うので、価格も無視できない要素です。
※参考価格。最大手「お名前.com」での調査(記事作成時点)
- .com:770円
- .jp:1,160円~
- .net:799円
- .salon:6,180円
上記は取得価格。1年ごとにほぼ同額(ドメインによってはもう少し高め)の更新料が発生します。
ネイルサロンに適切なのはどのトップレベルドメイン?
強いこだわりや特別な要望がない限り、一番オーソドックスな「.com」が無難です。
「.jp」の方が信頼性が高く「.salon」の方が親和性も高いですが、料金もその分高め。「.info」や「.xyz」などは安いですが、一般的には見慣れないので怪しさも高め。
なんだかんだで一番見慣れている「.com」がコストパフォーマンスが高いです。
独自ドメインを決めるときのポイント
ホームページをはじめとする、インターネット上の「あなたのサロン媒体」の象徴となるのがドメイン。ドメインはインターネット上におけるあなたのサロンの顔です。
トンチンカンなドメイン名にしないよう、しっかり考えましょう。
【基本】サロン名にするのが無難
一般的にはサロン名をそのままドメインにするのが基本です。
- nail-compass.com
- nail-compass.salon
- nail-compass.jp
お客様からの認知のしやすさや入力しやすさなどからも「サロン名がそのままドメイン」というのが一番わかりやすく、違和感もありません。
とはいえ、サロン名をそのままドメインにできない(すべきでない)ケースもあります。
- 既にそのドメインが取得されている
- サロン名が長すぎてドメイン名として不適切
- サロン名のスペルが難しくでドメイン名として不適切
このような場合はサロン名をそのままドメインにできません(すべきではありません)。
逆に言えば、サロン名を決めるときは「ドメイン取得」までを考えて、逆算してサロン名を決めるのも重要なポイントになります。
【参考】サロン名を決めるときのポイント
すでに決まっているサロン名で「ドメインにできない場合」は次のように工夫する必要があります。
トップレベルドメイン(TLD)を変える
取りたいドメインが既に取得されている場合は「トップレベルドメイン」を変えるのが、いちばん簡単。
【参考】独自ドメインの選び方
「nail-compass.com」が既に取得されている
→「nail-compass.salon」や「nail-compass.jp」にする
通称・略称でつける
サロン名が長く普段から略称があるのなら、その略称をドメイン名にするのも自然。
人気アニメ「僕のヒーローアカデミア」は通称「ヒロアカ」と略して愛されています。
公式ホームページも「my-hero-academia.com」ではなく、略称の「heroaca.com」で運用されています。
単語を結合して造語にする
今説明した「ヒーローアカデミア」→「ヒロアカ」みたいなもので、略称がなくても短縮した名前でドメイン取得するという方法。
長ったらしいドメインよりも利便性や視認性が上がります。
「nail-compass.com」が取れない or もっと短くしたい
→「nailpass.com」など
名前によっては強引さがぬぐえないので、客観的に判断できるバランス感覚を求められます。
一部を省略する
一部を省くというのも比較的わかりやすいアレンジです。
「nail-compass.com」が取れない or もっと短くしたい
→「n-compass.com」「nail-c.com」「compass.com」など
短くシンプルなものが好ましい
インターネット上のコンテンツの場合、ホームページへの導線はリンク化するのでURLなんで長くても良いと思われがちです。
しかし、ネイルサロンの場合はホームページへのアクセスはインターネット上のコンテンツからだけとは限りません。
- ショップカード
- DM
- チラシ
といったリアルの広告媒体に掲載したURLを、お客様がスマホのブラウザの窓に手打ちするケースもあり得ます。
入力の手間や利便性を考えると、ドメインは「短くシンプル」なものが好ましいです。見た目もスッキリしてわかりやすく安心感も生まれます。
ドメイン名は「英数字」と「ハイフン」の組み合わせ。2語からなる場合はハイフンでつなぐのが視認性も高く一般的。
例:nail-compass.com
つづりがわかりやすいものが好ましい
DMを見て、チラシを見て、誰かから聞いて、などなど「あなたのサロンのホームページにアクセスしたい人」がブラウザの窓にURLを入力するシーンを想像しましょう。
つづりが難しいとスペルミスで正しくアクセスできません。
- これは「1」?「l」?
- これは「0」?「o」?
- つづりって「r」?「l」?
- もしくは「c」?「k」?
- これフランス語?スペルがわからない!
なるべくこのようにならないのが望ましいです。
ドメインはサロンの顔。押さえておこう。
- トップレベルドメインは「.com」が無難
- 基本は「(サロン名).com」
- 既に使われている場合は違うドメインに
- サロン名が長い、読みづらい場合も違うドメインに
- 「短く、シンプルに」が好ましい
- スペルの難しいものは良くない
ドメインはインターネット上のサロンの顔になります。DMやPOP、名刺やショップカードにも掲載します。
HP:https://ameblo.jp/nail-compass
よりも
HP:https://nail-compass.com/
「ホームページとかいいながらアメブロて(笑)」ってなるので。趣味に見えるので。
開業前でも、ホームページ作成前でもドメインは取得するのがオススメ。
「.com」ドメインなら取得も年間コストも1,000円程度ですので。欲しいドメインが先に取得される方が痛手です。
サロン名のネーミングはこちらも参考に。ドメイン名がどうなるかをイメージしてると、スムーズに進められるポイントです。
独自ドメインの重要性についてはこちらの記事でも解説しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。