開業届を書くのって大変な作業だと思っていませんか?
『開業freee』を利用すれば、サクッと必要書類を準備できます。しかも無料。
質問に回答していくだけで簡単に書類が完成し、提出方法もしっかりサポートしてくれます。
開業freeeはスマホでも操作OK!パソコンがなくても開業届を作成可能。
「でも、質問に回答するのが難しいのでは?」
実際に開業freeeを使ってみましたが、設問ごとにヘルプがあるので、つまづくことなく進められました。
「私も簡単にできるかな?」
この記事では各質問に対する回答方法を画像付きで解説しているので、同じように進めれば『驚くほど簡単に』開業届を提出することができます。
- 開業freeeを利用した開業届の書き方
- 開業届の提出方法
- 開業届・開業freeeがよくわかる質問・回答集
今まさに開業届を準備しようと思っている、あなたの一助となれば幸いです。
【回答例つき】開業freeeの使い方(開業届の書き方)
さっそく開業freeeの使い方を説明していきます。
開業freeeの操作自体は速い人であれば5分で終わります。
開業届の作成だけでなく、提出に必要なものを先に用意しておけば、驚くほど簡単に提出まで完了してしまいます。
開業届の提出に必要なもの
- 印鑑
- マイナンバー(通知カード or マイナンバーカード)
- 封筒
- 切手
- プリンター
プリンターがない場合、コンビニプリントでも可能です。
コンビニプリントの方法は後述します
開業freeeの登録
まずは開業freeeのユーザー登録を行います。
最後まで無料で利用できるので、安心して進めていってOK。
登録もメールアドレスとパスワードの設定のみです。
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STEP1開業freeeにアクセスする
下記のボタンから開業freeeにアクセスします。
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STEP2登録①
パソコンの画面で進めていきますが、スマホでもほぼ同じです。
「今すぐ開業準備を始める」ボタンをクリック
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STEP3登録②
- メールアドレス・パスワードを入力
- 「同意して登録する」ボタンをクリック
これで開業freeeの登録は完了です。
一旦作業を中断しても、登録したメールアドレス・パスワードでログインすれば中断時点より再開できます。
開業届の作成①:事業概要の入力
このまま進めていきましょう。
この記事では自宅ネイルサロンを開業する想定で入力(選択)していきます。
各項目、入力(選択)をしたら「保存」ボタンを押していきましょう。
中断した場合も保存情報から再開可能です。
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STEP1事業概要の入力①どのような仕事をする予定ですか?していますか?
仕事の種類:美容・理容
仕事の概要:ネイルサロンの経営 -
STEP2事業概要の入力②その仕事はいつから始めますか?もう始めていますか?
オープン日ではなく準備開始日を入力します。
※迷ったら今日でもOK。収入はいくらくらいになりそうですか?目指していますか?厳密ではなく目標金額でOK。
どこで仕事をしますか?していますか?自宅サロンであれば「自宅で働く」を選択
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STEP3事業概要の入力③従業員や家族に給与を支払う予定はありますか?
個人で行う場合は「今はない」を選択しましょう。
すべての項目を選択、保存したら「次へ」ボタンで進みます。
開業届の作成②:必要項目の入力
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STEP1屋号入力屋号があれば入力しましょう
サロン名が決まっているのなら入力しましょう。
※まだ決まっていないなら「入力しない」で進めてもOK。【関連記事】プライベートサロンのネーミング
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STEP2申請者情報の入力申請者の情報を入れましょう
個人事業主となるあなたの情報を入力します。
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STEP3収入の種類収入(所得)の種類を選びましょう
「事業所得」を選択します。
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STEP4確定申告の種類確定申告の種類を選びましょう
任意の申告方法を選択します。確定申告の種類ごとの納税額の目安が表示されるので、参考にしましょう。
※おすすめは『青色申告65万円控除』です。【関連記事】青色申告と白色申告の違い
すべての項目を入力、選択、保存をしたら「書類を提出する」ボタンで進みます。
開業届の作成③:提出方法の選択
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STEP1提出先の選択書類の提出先を選択しましょう
入力した住所に対応した税務署が表示されます。
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STEP2書類の確認書類を確認しましょう
入力内容に応じて必要書類が表示されます。
「書類を確認する」ボタンを押すと、作成された書類が表示されます。
入力・選択内容に間違いがないか確認して、問題なければ『控えも含めた全ページ』を印刷しましょう。
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STEP3書類の印刷・提出準備
印刷から準備の方法が説明されています。
説明にある通り、印刷した書類にマイナンバーを記入してハンコを押しましょう。
必要なもの- 印鑑
- マイナンバー(通知カード or マイナンバーカード)
これで開業freeeでの開業届の作成は完了です。
ビックリするくらい簡単に終わりました。
プリンタがない場合の印刷方法、開業届の提出方法について説明します。
開業届の提出方法
提出までもサクッと終わらせてしまいましょう。
開業freeeで作成した開業届の印刷
開業freeeで作成した書類は「書類を確認する」ボタンから『控えを含めた全ページ』印刷します。
ページを閉じてしまった場合も作成書類のデータは残っているので、開業freeeにログインして確認・印刷可能
プリンタを持っていない場合
プリンタがなくても、コンビニプリントで印刷することができます。
会員登録なしで利用可能です。
セブンイレブン用
その他コンビニ用(ローソン、ファミリーマートなど)
とはいえ、今後カルテや同意書、メニュー表など、いろいろなものを印刷する必要があるので、プリンターはあった方が便利です。
機種は普通の家庭用インクジェットで十分。
どこでもいいですが、我が家はエプソンを使っています。
開業届の提出方法
印刷した書類に「マイナンバーの記入」「押印」をして、下記一式を封筒に入れて郵送します。
印刷した1枚目に印字あれている宛名部分は切り取って宛名として使用してOKです。
- 作成した書類一式(控えも同封)
- 返信用封筒(自分の住所の記入・切手を貼ったもの)
開業届の作成・提出はこれで完了。
あとは受理されるのを待つのみです。
税務署に直接提出する場合
管轄の税務署に直接提出する場合は、書類一式をクリアファイルなどに入れて持っていきましょう。
- 受付時間:8:30~17:00
- 閉庁日:土日祝
時間外用のポストもあるので、そちらに投函してもOK。
その場合は郵送用と同じ内容(住所記入・切手貼付した返信用封筒同封)で投函しましょう。
開業届・開業freeeがよくわかる質問・回答集
よくある質問をまとめました。
開業届は提出しなくても罰則はありません。
ただし、青色申告をする場合には開業届の提出が必須となるので、出さないデメリットがかなり大きいです。
【参考記事】自宅ネイルサロンの開業届を出さないとどうなる?
あくまでも原則ですが、開業届の提出期限は【開業届に記載する開業日】から1ヶ月以内となっています。
開業日の定義については厳密なルールはないので、開業準備を始めているなら今日日付でもOKです。
2つあります。
・失業保険を受けている場合は、開業すると手当を受けられなくなる
・旦那さんなどの扶養に入っている場合は、開業すると収入額問わず扶養から外されるケースがある
扶養に関しては保険組合によるので、お勤めの会社の総務などに確認してみてください。
開業届の提出費用に関しては軽微(開業届を提出するにあたって消費した封筒、切手、コピー用紙代くらい)なので、コストデメリットはありません。
freeeには有料のクラウド会計ソフト(会計freee)というがあり、開業freeeはフロントエンド商品のため無料です。
※あくまでも推測
開業freeeを利用して開業したユーザーに会計freeeを使ってもらえるよう、顧客導線を設計されています。
開業freeeを使って開業届を作成したとしても、会計freeeを使う義務はありません。
ほかの会計ソフトを利用することもできます。
とはいえ、会計freeeは簿記知識のない会計初心者には最もオススメの会計ソフトです。
【関連記事】おすすめの会計ソフト3選(青色申告用)
青色申告の届出を提出したとしても、白色で申告することは可能です。
ただし、オススメはできません。
白色申告が最もラクですが、昔ほどではありません。
ルール改正により、現在は『青色申告10万円控除』と大変さはそこまで変わりません。
なのに、白色申告では青色申告で受けられるメリットは享受できません。
【関連記事】青色申告と白色申告の違い
このあたりはプロである、税理士の方の解説が参考になります。
調べて頑張れば自分でもできます。
『65万円控除+その他メリットをいろいろ受けられる』と考えれば、頑張る価値もりもりです。
ただし、会計ソフトは必須といっても過言ではありません。
【関連記事】おすすめの会計ソフト3選(青色申告用)
開業届の書き方に悩むのはもうやめよう
開業freeeを使えば開業届の作成は5分で終わります。
書類関係など面倒なことは良い意味で手を抜いていきましょう。本来注ぐべきリソース先は開業届ではなく、自身のサロンのはず。
開業届は開業freeeを使えば5分で作成できるよ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。